
直感×科学で常勝をめざせ!
プロジェクト支援
~プロジェクトマネジメントの適正化~
プロジェクトの実践には「型」が必要です。だからこそ、世の中には様々なBOK(体系)が存在し、その知識・スキルを問う資格等が存在するわけですが、 資格取得者を積極的に育成している組織でも、実際には失敗プロジェクトが多数あります。
プロジェクトの成功を中心に考えた時には、知識やスキルだけでなく、様々な情報・ノウハウを有機的に組み合わせて、有効かつタイムリーなアクションを 取ることが求められます。
ひとことで言えば、これが「型の有効化」です。 弊社は「型の有効化」に軸足を置き、主に大規模/複数プロジェクトをターゲットとして、プロジェクト成功に向けた支援をさせていただいております。
「型の有効化」に必要なこと
【イメージ】問題の構造~解決に関する理解
ビジネスのほとんどが何らかの問題解決を行うものだとすれば、そもそも問題の構造を理解することが その後の行動を司る上で、もっとも重要なことだと言えます。
問題の構造/解説
- 今、目の前で起きている困りごとを「問題」と呼ぶ
- 問題が重なり複雑化したものを「トラブル(大問題)」と呼ぶ
- 問題を分解して、第三者が理解できる形にしたものを「課題」と呼ぶ
- 課題を対策可能なレベルに落とし込んだものを「アクション」と呼ぶ
- 将来起こるであろう問題を「リスク」と呼ぶ
リスクも問題と同様に課題→アクションへと落とし込み、”今”対策をとることが肝要
問題解決とは、対策を完遂させるまでアクションを続けることである
【事例】プロジェクトを成功させる とはどういうことか
これらを踏まえ、適切なプロジェクト計画を定めていきますが、車の運転とプロジェクトが少し違うのは、ほとんどの場合、単独で目的地に向かうのではなく、いくつかのチームを率いて目的地に向かうところです。
つまり、途中のサービスエリアで合流して次の目的地に向かうなどの配慮が必要になります。
本質を押さえなければ「型の有効化」は単なるテンプレート活用に終わる
課題管理やリスク管理、スケジュール管理は、一般的によく知られており、そのやり方や手順などにおいては、特段のスキルが 必要なわけではありません。
しかしながら、自由度が高いゆえにその本質を理解されずにプロジェクトを進めていることが とても多く見受けられるのが現状です。
たとえば、課題管理は ”プロジェクト管理のヘソ” とも言うべき重要な「型」ですが、うまく活用できている組織は数えるほどです。
【事例】課題表はプロジェクトの状態を知る貴重な情報源
プロジェクト運営の良しあしがひと目でわかるのが課題表です。 課題表を見ることは、人間でいえば脈を測るようなもので、プロジェクト(=体)の状態を知る重要な手段となります。 脈拍を正しく測るためには、課題の粒度コントロールが必要であり、状態を素早く知るための数値化がキモとなります。
他にもスケジュール管理、リスク管理、レポーティング、工程管理などにおいて、課題管理と同様に本質を押さえた 「型の有効化」が必要になってきます。
【イメージ】スケジュールの最適化
【イメージ】レポーティングのロジック
【イメージ】工程ごとの管理対象
プロジェクト特性や組織の役割,責任,体制により「型の有効化」のやり方は変化する
数人のプロジェクトと数百人のプロジェクトを比べれば、拠点数や情報伝達スピード、指摘から改修完了までの スピードなどに違いがあることがわかります。(下表参照)
つまり、プロジェクトの特性によって「型の有効化」のやり方は自ずと変化させる必要があるということです。
【イメージ】プロジェクト形態とその特徴
また、組織の役割と責任、体制によっても変化は必要になります。
【事例】主幹組織と支援組織の役割
人材育成はプロジェクト特性や組織形態に応じたカスタマイズが必要
上記以外にも、契約形態や立場(プロパーやベンダーなど)の違いによって「型の有効化」のやり方は 変わります。重要なことは、本質は変えず、特性に応じた適用を図っていくことです。 殊に近年はVUCAという言葉に表されるように変化の激しい時代のため、人としてのベーシックな部分(魅力や情熱、振る舞い、責任感、使命感など) を大事にしながら、世の変化に追随できるような柔軟さを備えた能力開発が求められます。
参考までに、右記に弊社の考えた能力(開発)モデルと対象者向けの育成コンテンツの目次をご紹介します。
【事例】実務能力向上を考える際のモデル
【事例】プロジェクトマネージャーの実務能力向上
【事例】PMOの実務能力向上
大規模・複数プロジェクトの支援はベーシックなことを順序だてて丁寧に浸透させることに尽きる
大規模や中小のプロジェクトがたくさんある場合のご支援は下記に示すような内容で行いますが、内容は極めてベーシックな やり方を定着するまで丁寧にフォローアップする形です。
プロジェクト成功においては、特殊なやり方があるわけではないですが、組織やチームが健康な状態で機能するように 決められた順序で体力増強を図っていきます。
このようなご説明をすると、ウルトラCを隠しているのでは、と思われる方もいるかもしれませんが、当たり前のことを普通にできるようにすることが、何よりも難しく、そして重要なことだと私たちは考えています。
【事例】大規模・複数プロジェクトの支援について
大規模・複数プロジェクトの支援内容例
- プロジェクトが抱える本質的な課題を洗い出し、その状況や段階別の最適な対策をお客様とともに考え、行動に移すまでのあらゆるご支援を行います
- プロジェクト遂行を行う上で必要となる様々な道具立て(※)を提供させていただきます※ものごとの考え方、戦略や具体的手法、ツールやテンプレート、実行/運営上のノウハウ、具体的な指標や基準 ・・等
- 必要に応じ、ヒアリングや業務の計測~改善、定例会でのサポートなど、実地でのご支援も行います
- 対象プロジェクトの実績をはじめ、他プロジェクトのノウハウ等を集約した「マネジメント共通プラットフォーム」を構築するとともに、継続的にお客様社内で活用が進むよう支援いたします
複数プロジェクトの特徴
- 複数プロジェクトとは、1つの組織/チームの下で同時期に複数のミッションが進行するスタイルのプロジェクトで、下記のような特徴をもつ
- 様々な規模、期間、種別(アプリ開発、インフラ構築..)契約形態のプロジェクトが同時期に進行するため、実業務と間接業務(発注、調達、契約など)が常に混在する
- ひとりで複数の案件をかけもちすることが多い
- トラブルを起こすと、他のプロジェクトへの影響が必至
- 短期で様々なオーダーをこなすため、常に余裕がない
※上記の特徴を踏まえた仕組み化や人材育成が必要
個別プロジェクト対応例

こんなケースで参考になります
◆ プロジェクト運営がうまくいかない
◆ 案件規模が大きくなると失敗が増える
◆ 品質起因トラブルが突発で起きる
◆ 見積りで失敗するケースが増えた
◆ 失敗の原因がモヤモヤしている
◆ 標準の手法がない,あっても定着しない
◆ ベンダー管理に課題を抱えている
お客様の課題に基づく最適なご支援をアレンジさせていただきます。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

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